冨田勲・源氏物語幻想交響絵巻 Orchestra recording version

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    冨田勲・源氏物語幻想交響絵巻 Orchestra recording version

    ステレオ&イマーシブ・オーディオ・フォーマットBlu-Rayディスク& CD
    本アルバムは、Blu-Rayディスク1枚とCD2枚組の計3枚組のアルバムです。

    源氏物語絵巻 宿木 三 絵、柏木 三 絵 徳川美術館所蔵
    ©徳川美術館イメージアーカイブ/ DNPartcom

    進化を求め続けた作曲家・冨田勲の「源氏物語幻想交響絵巻」最終形態

    2000年11月にリリースされ、冨田ワールドの集大成と言われた「源氏物語幻想交響絵巻」は、アルバム発売後にも冨田勲氏本人によって幾度とリバイスされ進化を続けました。そして2015年4月3日に大阪のいずみホールにて行われ、藤岡幸夫 指揮、関西フィルハーモニー管弦楽団によって演奏された伝説のライブ・パフォーマンスを、最新のテクノロジーを使用してハイレゾ・フォーマットの3Dオーディオで収録しました。

    本アルバムは、オーケストラ編成と日本を代表する伝統的邦楽器演奏の組み合わせのみならず、冨田勲氏自身のミュージック・コンクレートととの協奏により21世紀の日本を代表する作品になっております。その圧倒的な空間演出も特筆され、先進の録音およびミックス技術により、その場で体験している状況に最も近い音でお楽しみいただけます。

    本Blu-rayディスクは、ミュンヘンのmsmスタジオが、Lindberg Lydと共同で開発した「Pure Audio Blu-ray」フォーマットにて制作されています。各曲が以下のそれぞれのフォーマットで収録されて、リモコンの青・赤・緑・黄の色ボタンにより、希望の再生フォーマットを選択することができます。

    • 2ch ステレオ(192kHz/24bit)
    • 5.1ch サラウンド DTS-HD Master Audio (192kHz/24bit)
    • 11.1ch Dolby Atmos
    • 11.1ch Auro 3D (96kHz/24bit)

    本作品のCDは、HPLならびにMQAでマスタリング処理された、CDプレイヤーで再生可能な3Dハイレゾ作品です。お使いの再生機がMQAに対応している場合は自動的にデコードされ、PCM 176.4kHz/24bitにて作品を楽しむことが できます。

    また、MQAに対応していない再生機器をお使いの場合でも、通常のCDフォーマットである44.1kHz/16bitにて作品をお楽しみいただくことができます。

    音楽ファンがオリジナルのマスター・レコーディングを自宅、車、またスマートフォンでもストリーミングできるようにした画期的なオーディオ・テクノロジーです。

    人間の神経科学に関する最新の研究に基づいて開発された、受賞歴のある英国のこのテクノロジーは、収録時の解像度と瞬発力のすべての要素をキャプチャーしています。この繊細なレベルの音をキャプチャーすることで自然なサウンドを再現します。そして、リスナーは楽器と演奏者のイメージを3D映像のように鮮やかに感じ取ることができるようになります。 

    https://mqa.jp/

    HPL (Head Phone Listening)とは、2chステレオから22.2chサラウンドと言ったあらゆるサウンド・フォーマットをヘッドフォン&イヤフォンで体験することができる高音質バイノーラル・プロセッシング技術です。作品が意図する本来のサウンド定位を、極力色付けや音質劣化を抑えた上で、ヘッドフォンやイヤフォンに再現しています。

    https://www.hpl-musicsource.com/

    Track List

    1 序の曲
    2 桜の季節、王宮の日々
    3 藤壺への思慕
    4 宮の御帳台
    5 庭園
    6 管弦のお遊び
    7 世の中は…
    8 北山の寺院
    9 美しい童女 若紫
    10 葵の上

    11 六条の御息所
    12 斎王の行列 車争い
    13 生霊
    14 女三ノ宮
    15 藤壺を想う
    16 御息所の死霊
    17 紫の上挽歌
    18 歌「憂き世には」
    19 浮舟
    20 出家の笛

    21 再び訪れる春
    22 終曲 平家の世へ

    作品解説はこちら

    Credits

    演奏:関西フィルハーモニー管弦楽団

    指揮:藤岡幸夫(関西フィル首席指揮者)

    京ことばの朗読と歌と琵琶:坂田 美子

    琵琶:久保田 晶子

    箏(二十五絃箏):滝田 美智子

    龍笛、篠笛:西川 浩平

    篳篥:稲葉 明徳

    篳篥、笙:西原 祐二

    シンセサイザー:氏家 克典

    録音 / ミックス / マスタリング:入交英雄


    冨田勲 Isao Tomita

    1932年東京生まれ。
    慶応義塾大学在学中に平尾貴四男、小船幸次郎各氏に作曲を師事。

    1950年代前半から放送、舞台、映画、コマーシャルなど多彩な分野で作編曲家として活動をはじめ、1974年には『月の光』がビルボード・クラシカルチャートで2位を記録し、続く『展覧会の絵』が同チャート1位を獲得。「TOMITA」の名前を世界に知らしめた。このアルバムをリリースした翌年には、日本人として初めて"Album of the Year"他、グラミー賞の4部門にノミネートされるという快挙も成し遂げる。


    テレビ作品のテーマ音楽ではNHKの「花の生涯」「天と地と」「新平家物語」「勝海舟」「徳川家康」「新日本紀行」「現代の映像」「海峡」など、映画音楽では「飢餓海峡」「ノストラダムスの大予言」「警視庁物語シリーズ」など、アニメ映画では手塚治虫作品の「ジャングル大帝」「千一夜物語」「リボンの騎士」「どろろ」、東映動画「シンドバットの冒険」「ガリバー宇宙旅行記」など多くの分野で、誰もが一度は耳にしたことがある親しみ深い数々の曲を世に送り出してきた。

    1960年〜1970年代には、いち早く立体音響作品に取り組み始める。代表的な作品として、1970年の大阪万博の東芝IHIのパビリオンの為の音楽、そして、1984年には、オーストリア、ドナウ川両岸の地上・川面・上空一帯を使った超立体音響を構成し、8万人の聴衆を音宇宙に包み込む壮大なイヴェント「トミタ・サウンドクラウド」を催し大成功を収めた。それ以降も、ニューヨーク(1986 自由の女神百年祭)、岐阜(1988 中部未来博)、シドニー(1988 オーストラリア建国200年祭)、名古屋(1997 中日ドーム)でも同様のイヴェントを行ない好評を博した。

    1998年、冨田音楽の集大成とも呼べるオリジナル作品「源氏物語幻想交響絵巻」を作曲。
    ロンドンフィルハーモニー管弦楽団や、東京交響楽団の演奏で作品をリリース。

    1998年の作品誕生から幾度となくリバイズを重ね、2015年4月3日には、大阪のいずみホールにて、京ことばの朗読と邦楽器のソリストをフューチャーした最終版の「源氏物語幻想交響絵巻」を公演し、大成功を収めた。(本作品)

    2016年5月5日永眠。亡くなる直前まで新作の創作を行なっていたという。



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